jicoのsasサファイア針を乗せたレッドローズウッドハウジングを聴き始めました。
未だ1日目ですが、凄いここまで来るとレコードの中に秘められて居た音が次から次へと出現して来ます。


jicoのsasサファイア針を乗せたレッドローズウッドハウジングを聴き始めました。
未だ1日目ですが、凄いここまで来るとレコードの中に秘められて居た音が次から次へと出現して来ます。
本年もオーディオ関連よろしくお願いいたします。
昨年暮れにMarkAudioのペーパーコーン6センチ用のバスレフ箱を組み上げたのですが、ユニットを入れ込むまでは行きませんでした。
新年になりマイカペーパコーンCHN40Pmicaを組み試聴エイジングをしています。コスパと性能具合の確認とキャビネットとの相性の確認のようなものです。
小口径特有の中音域から高域への抜け、スピード感は流石でこれが6センチ?と思わせるグルーブ感も感じさせてくれています。
このスピーカー、とある方へのプレゼントの為に製作してみたのですが、正解のようです。
左側は昨年の暮れには戦力に追加した8センチCHN50Pmicaを組んだスピーカー、右側が今回の6センチユニットを組んだスピーカー。共にフロントバッフル神代欅、その他桐と言う独自の組み合わせで鳴らしこみます。
現在のところはローズウッドだけに絞って居たwoodケースですが、ユーザーの方からの助言や材料の提供もありレッドローズウッドという樹種も仲間に加えました。
それと共にデザインも変更して44woodの形状からV15typeⅠの形状に近いデザインになりました。
音質的にも別な再生音を導き出してくれて居ます。
Shure V15TypeⅢのwood化の依頼に今回はレッドローズウッドでの指定が有り加工してみました。
今回のカートリッジは白文字カートリッジ、最初期ではないのですが、人気が有ります。
レッドローズウッドは加工はしやすいのですが粉末上の真っ赤な切り粉が沢山飛びますので防塵マスクが必要です。
現状のローズウッドのウッドカバーとの音の違いは明らかにあるのですが、好みの問題もありどちらが優れているかは答えは出ません。レンジ的にはローズウッドの方が広いように聴こえますが、音の芯の出方はレッドローズウッドの方がしっかりしているように感じました。
スピーカーを盛んにテスト製作していたころの音の確認がしたくて工房のログハウス物置?を整理して数セットひっぱりだしました。
今回はバスレフタイプだけ出して聴いてみました。
それぞれに特徴が有り聴き手の興味を引きます。
フロントバッフルが欅その他をパイン集成材で作った箱と全て欅で作った箱、同じユニットで聴いてみると全体の音はやはりパイン集成材の方が甘く全て欅材の方が締まり低域のクリアさなど優れているように思いますが、ゆったりとした盤を聴くにはパイン集成材も在りかと思います。
米ツガを使ったダブルバスレフは8センチユニット仕様。バスレフポートを同一材で作った角型ポートにしています。最初はこの画像のFe83Enで聴き、のちにアルミコーンのユニットで聴いてみました。
思った以上の表現力が有り、以前聴いていた印象と違っています。アルミコーンに替えるとそれ以上に低域も感じられてメタル臭さよりより一層8センチとは思えない音楽を聞かせてくれました。
最初に紫檀で上記woodカバーを製作し出音の確認と作業性の確認も済みEADレコードにて限定数販売の形でしたが、その後一部のユーザーから継続的に製作販売してくれないかとの要望が有り、材質を変えての試作、試聴を繰り返しました。
特に元々のV15type 1とカートリッジ本体の幅の同じM44,V15type2,M75,M91も内部構造(仕込み角度)の変更加工が出来れば装着可能なので、其方も合わせて試作しました。
画像はM44Gの本体をプラカバーから外してそれぞれの樹種に仮組して試聴しています。
針は中電の互換針N-44HG、woodヘッドシェル桑を使用しています。
それぞれが特徴を持って居て新たな戦力となってくれそうです。
試したのは中電製MG36woodに装着のアルミカンチレバー楕円針、同じく中電製MG36woodに装着のボロンカンチレバーラインコンタクト針、ShureV15 typeⅡレッドローズウッドカバーにサファイアカンチレバーSAS針。
画像は実体顕微鏡にて各々針先をとらえた物。このテストをする前には中電楕円針のMG36woodで十分に心地好い音楽を味わえていましたが、ラインコンタクトに替えてみると音の収束力が高まり高域から低域迄クリアな音源の競演が感じられるようになりました。
サファイアカンチレバーのV15に至っては更に余分な音?が無くなりより一層芯のくっきり出る再生になりました。当たり前と言われればその通りですが、実際に体験してみないとこの違いは理解できないと思うとともに、MMでグルーブ感を損なわずにこれほど素晴らしい音楽再生を体験させて下さった方に感謝、感謝です。
因みにMG36woodのカバー材質は小笠原桑、シェルは脂松oodシェル。他方V15はカーボンヘッドシェルリード線はオリジナルを使用しています。
カートリッジのプラカバーをwood化する中でユーザー様から樹種の提案が有り試作してみました。
結果は素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれたと大喜びで追加の制作依頼と材料も取り寄せて提供してくださいました。
そこで今回はヘッドシェルの製作をしました。結果は、これ又明るい上に艶っぽさが載る上々の結果を出してくれました。
アフリカンローズウッドと言って居ますが、紅紫檀とも受け取れます。
ShureのV15typeⅠのプラスティックカバーの仕様を模したwoodカバーを製作いたしました。
出案者はEADのヨウゾウさん。
仕上がりの薄さ故割れ多数!加工方法に問題ありで何とかクリアしなければと試行錯誤。
製作途中の見本も含めてヨウゾウさんと工房で視聴、明らかに結果が違うサンプルの中からベストな加工品を選びました。今回は製品としては少量ですが面白い物に仕上がっています。
後日ユーザーの方から別材で試作して欲しいと連絡を受けそちらの材でも加工試聴しました。
システムによりかなりの違いが出ますが、どちらも結果は流石メーカーの技術人が作り出した意味のある姿と思いました。
新たな44woodの販売前に最適化された他の仕様との聴き比べを実践しました。
従来からの流れから、カモメ44wood神代欅+牛殺し針+黒柿ヘッドシェル:MG36wood小笠原桑+ラインコンタクト針+肥松ヘッドシェル:新作紫檀V15typeⅡwood+サファイアsas針+カーボンシェル。
ずいぶん贅沢なMMカートリッジの競演です。
特筆すべきはラインコンタクト針のMG36woodとサファイヤsas針のV15typeⅡの素晴らしさ無駄な音が混じらずクリアなので、各楽器の音が聴き分けられるのです。
この体験はやはり実際に聴いて見ないと判りません。
牛殺し針の44woodでも十分にリスニング出来るのですが、この差はいかんし難いようです。