屋久杉材のオーディオ活用

数年前に工房に来られたダブルウーファーズの方、残念なことに他界されてしまいましたが、来房された折に注文いただいたV15typeⅢのウッド化に屋久杉材を選定なされたことを思い出し、屋久杉材の音響特性の記事を読んでみると独自の特性を持っていることが書かれていて、自分も屋久杉材と言える樹齢1000年以上の曰くの有る材を所持しているので、その中でも特に木目の優れた年輪幅の狭いところの材でヘッドシェルと44woodを製作してみようと思いました。

取り敢えず材料の細分化と加工を始めてみますが、以下に材料の部分的な画像を載せます。
おそらく土引きしたであろう材なので部分的にかなり傷の多い材なので使えないところも多いようです。

屋久杉の特徴木目
屋久杉特徴木目
ヘッドシェル上面の杢目

MG36woodの感想

米国に渡ったMG36woodとウッドヘッドシェル、先日ご感想をいただきました。
一言でしたが、「Amazinng」との嬉しい反応でした。

MMの良さを、ウッド化する事に依りMG3675の持てるポテンシャルをいっそう引き出せていることと思います。是非ご活用ください。

44woodとパーカッションの魅力を探る

八王子の「道程」さんで購入したレコードのRalph MacDonaldのThe Pathがお愉しみなので様々な組み合わせで楽しんでいます。これは非売品のマユミという材で作った44woodにJicoの黒柿でウッドシェルに肥松で聴いているところです。

44woodも材質で好みが変わるところが面白いのですが、パーカッションのキレの良さがとても楽しめる組み合わせだと思いました。

44woodマユミ スタイラス黒柿 ヘッドシェル肥松

MG36wood米国へ

たいした事ないと思われそうですが、木こりにとっては大きなテストケースになると思っています。と言いつつも、たまたま息子の仕事上、米国への出張が有り、あちらでの友人の奥方がレコード鑑賞がご趣味ということで、ならば親父の商品をお土産に、と言う話をもらい、自分のお勧めの一点をセレクトしてみようと選んでみました。

カートリッジは現行のMMで木こりで改造して優れた結果を出している(株)中電のMG3675をウッド化したMG36wood、しかも通常バージョンではないレッドローズウッドを材質としました。
音のキレと高域の伸びに特徴も有り女性好みになるかもと思ったのです。

ただ、組み合わせるシェルやリード線によってはきつく感じる事も有るかもしれないとヘッドシェルに神代欅を組み合わせ落ち着かせると言う事にしました。

工房での視聴の結果は上々ですが、白人系の方の好みに合うかどうかは帰国してからの感想を聞ければと思います。

MG36woodレッドローズウッド∔神代欅woodヘッドシェル
MG36woodレッドローズウッド+神代欅woodヘッドシェル

オーディオボード作成

スピーカー用のオーディオボードの依頼、最初は厚さ20ミリで2枚接ぎとの事でしたが、使用されるスピーカーの個性を引き出すためにも厚さ、単盤の方がより良いとの結論に達し、桜材40ミリ厚の単盤板を仕上げました。

サイズは幅400ミリ、奥行き600ミリ、かなり大きなスピーカーです。厚さは前出の通り40ミリ、重さもかなり有ります。

桜材ベースボード

完成後取りいらして下さり、納品です。
翌日お電話をいただき、現在お持ちのスピーカーでお試しになったところ再生力が一段と上がったということです。ピアノに関しては絶品だと嬉しいお知らせをいただきました。

ご連絡をいただきすぐにこの材の端切れから自分の所のスピーカーのスタンドの上に置いても変わるのか試してみました。

イヤー!!変わります。元々はタモ材で組んだスタンドの天板の上に40ミリ厚の桜材を削ってとりあえず置いただけでしたが、音の伸びやかさとバスドラが乾いたバンという音からドンという沈み込みのある音になってきています。これはこれはようこそいらっしゃいです。

桜材ベースボード

長岡式?オーディオラック

注文を頂いた方からは20年以上前に雑誌に載っていた長岡鉄男氏のオーディオラックの材料とデザインに自分なりのこだわりを込めて発注なさったそうで、元は21ミリ厚のラワン合板ですべて書かれていたそうですが、材料を購入しようとすると余りの重さに厚さを18ミリに替えてみたそうでした。

ただ、気に入った色気のある材料が1枚しか見つからず、とりあえず天板と底板用にカットして貰っていつか製作しようと思っていたのが20数年経ってしまったそうで、今回この材料も含めて製作できないかと依頼されてきました。

ラワン合板、確かに重いのですが平坦度は殆どくるっていなかったのでお引き受けしました。
合わせる材料は欅、3分割の仕様での製作だそうで、厚さを薄くしたので裏側に揺れ止めに補助板を組み込んでの物になりました。そのうえで、前側に一枚戸が欲しいとの事。スライドで取り外しができる扉も付けました。

オーディオラック前面
オーディオラック後面
オーディオラック扉閉め

一応3分割が出来てここに分かれますが、積み重ねたときのズレを防ぐ為に各段ごとにダボの抜き差しで固定できるようにしています。

スパイク式インシュレーター製作

家具屋ゆえの木材のインシュレーターは色々作りましたが、自作スピーカー用に今までは金属製のスパイクピンを使用しての物だったのですが、小型のバスレフスピーカーを作る事が増え、それに伴ってインシュレーターも非金属ピンでデザイン、振動対策も強く意識し2種類の材質のインシュレーターを製作しました。

これはバッフルの材に合わせて使用できることを考えた選択です。一つは欅材、もう一つは神代欅材です。再生音は音の濁りを排除し芯の通った気持の良い音です。

欅製インシュレーター
神代欅製インシュレーター

神代杉特殊材によるヘッドシェル

神代杉自体特殊な材料なのですが、この材は20年ほど前、金沢の元田銘木に行った折目に入った材で、たくさんある銘木の中、神代杉なのにやたら重くて異質な感じを受けたこの材を分けてもらったものです。

当初は何に使うでもなく、材料置き場に立てかけてあったのですが、10年ぐらい前に一度この材を使って深めの文箱を作ったことは有りましたがその後また材料置き場にしまっておいた材です。

杉材であるため、欅よりは軟質で音に与える影響は少しボサつくんじゃないかと利用はしていなかったのですが、この重量感の有る個性を持った材なら違った表現をしてくれるのではないかと思いヘッドシェルを作ってみました。

試聴感では思った通り音の聴き分けが良く、音楽に微妙なニュアンスを与えてくれるような気がします。まだまだ聞きこむ楽しさがあると思っています。

神代杉特殊材ヘッドシェル加工
神代杉特殊材ヘッドシェル・MG36wood小笠原桑
神代杉特殊材ヘッドシェル・MG36wood小笠原桑

ウッドヘッドシェル用指かけ

woodヘッドシェル用指かけの残り少ない煤竹と今まで桑で代用していた欅の2種類を製作しました。重さは1g弱、中には薄くしすぎて0,3gなんてのも出てしまいましたが、使用するしないは別に手で割いたりするので一律とはいかないのも面白いところです。

煤竹
加工終了

聴き比べ

Shure M91 EDとGDの違いを聴き比べています。
どちらもプラケースからwoodケースに改造しての物ですが、GDはレッドローズウッドのケース、EDは紫檀のケースに納めたのでその差も出てくるかもと思っています。

shure M91ED
shuer M91GD
shure M91ED+神代欅ハウジング+ヤニ松ヘッドシェル
shure M91GD+レッドローズウッドハウジング+ヤニ松ヘッドシェル

元々販売時はGDは丸針、EDは楕円針だったらしいのですが、ヤフオクで落としたのはEDですが針は丸針のようです。

EDの方がまとまりのある音の様に思えますが、GDの方が質感が良いようにも聴こえますしもっと耳の良い方が聴いた方が良いのかもしれません。