アナログレコードの替針(スタイラス)を収納するケース、神代欅スタイラスケースを製作しました。
独特の雰囲気を表現してくれる材で、今回も素敵な感じに仕上がりました。
替針が12本収納出来ます。44woodに組み込む針が増えて普段は安全の為収納して居たいですね。


オーディオ関連として換え針ケースを神代欅で作ってみました。塗装はまだですが、雰囲気は感じられます。
shure V15typeⅢの流れをくむコンセプトで商品化されたというM95EDのwoodカバー化の依頼を受けて現物によりローズウッドで試作してみました。
プラスチックカバーからの取り外し、44Gよりしっかりと接着されています。
カバー内に11度の傾斜角が付いていて、wood加工上の問題点になります。
ここは11度のスペーサーを作ることでクリアできそうです。
一番の難関がカートリッジ本体の幅が10ミリ有るということです。
44の時には8ミリなのでシェル取付穴と組み込むカートリッジ本体の間隔は
保てますが、幅が2ミリ増えることで0.2ミリしか余裕が無くなります。
木工で0.2ミリの穴開け寸法誤差は厳しいのです。それでも上手くいけば可能ということです。なるたけwoodに負担をかけないように数段階に分けての溝堀を
する事で加工ロスを防げそうです。
結果、V15typeⅢも実装可能と思われます。まだ試作段階ですが、44シリーズの
wood化に依る音の変化がV15でも起こせる可能性が出てきました。その先駆けとしてM95EDでの試聴をしていきたいと思います。
44タイプを主流にwood化を製品ベースに乗せて販売して好評を得ていますが、
新たにM75タイプのwood化にも挑戦しています。
手に入れたM75EM typeⅡとM75MB typeⅡの2種類のカートリッジ、どちらも針無し状態、このカートリッジは組み方を変えれば44用の針を共用できると聞いているので早速カバーを外して外観の相違点を調べてみます。
ケースそのままシェルに取り付け44用の針をつけると角度がかなり違います。ここが一番の相違点かと思います。
ところが、カバーを外してみるとカバー内で角度をつけていて、このままwoodに差し込めそうです。
当然リード線の接続ピンは斜めになりますが、レコード盤にあたることはないと思います。それと、カートリッジ本体の先の部分に膨らみが有り又若干ですが厚さにテーパーかかっているようです。
woodの先部分の再加工でスタイラスチップがほぼ垂直になっていると思います。
44タイプとは若干異なった性質を持っている75タイプで又音楽を鑑賞する楽しみが増えてきます。
言うまでも無く、wood化することによっての再生クオリティーはアップしています。
長岡さんの傑作D99。
8センチのユニット(現実には8,5センチ)を使用したバックロードホーン、ブックシェルフタイプの為構造はやや複雑ですが、オール欅で製作してみました。ユニットはFostexの88Sol、長岡さんの作品のユニットは手に入らなかったので最新の優れたユニットを使用しました。
完成から約3週間、だいぶエイジングも進み本領発揮の音が出て来て居ます。
facebookで見かけたフロントホーンの画像一枚、板にスリットを入れて曲げの型を利用して曲面を作りエクスポネンシャルカ―ブに近づけていました。
この加工法ならば削るよりは材料も使わずにできるかな?という事で早速曲がるかどうかの試し、桧の柾を使用して残り代2,5mmでやったところ難しい。ではという事で1,5mm残にしたらうまく曲がってくれます。
それではという事で、必要な大きさの板で挑戦!左右に使う曲げるための板はイチョウを使用、上下はパイン集成材を使用して組み合わせてみました。広がりを最初にカットしましたが、直線ではなく曲線になってしまう事に気づく。上下板に直に糊付けするつもりだったので当て外れ、かなり不細工なホーンになってしまいました。
材質にもよるところは大きいと思います。今回のイチョウは加工性は良いのですが、もろさも持ち合わせています。次回以降、欅や桧等の見ても綺麗な木でしかも粘り気と強度を併せ持っている材種を選んでみます。