shure M95タイプのwood化

shure V15typeⅢの流れをくむコンセプトで商品化されたというM95EDのwoodカバー化の依頼を受けて現物によりローズウッドで試作してみました。

プラスチックカバーからの取り外し、44Gよりしっかりと接着されています。
カバー内に11度の傾斜角が付いていて、wood加工上の問題点になります。
ここは11度のスペーサーを作ることでクリアできそうです。

一番の難関がカートリッジ本体の幅が10ミリ有るということです。
44の時には8ミリなのでシェル取付穴と組み込むカートリッジ本体の間隔は
保てますが、幅が2ミリ増えることで0.2ミリしか余裕が無くなります。

木工で0.2ミリの穴開け寸法誤差は厳しいのです。それでも上手くいけば可能ということです。なるたけwoodに負担をかけないように数段階に分けての溝堀を
する事で加工ロスを防げそうです。

結果、V15typeⅢも実装可能と思われます。まだ試作段階ですが、44シリーズの
wood化に依る音の変化がV15でも起こせる可能性が出てきました。その先駆けとしてM95EDでの試聴をしていきたいと思います。

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